クラウドは次のフェーズへ――、「AWS re:Invent 2017」でアンディ・ジャシーCEOが示した5年間の総決算

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Amazon Elastic Container Service for Kubernetes(Amazon EKS)

Amazon EKSは文字通り、AWSのコンテナ管理サービス「Amazon ECS」のKubernetes対応版である。「ECSでKubernetesを走らせたいという顧客の声に応えた、スケーラブルでセキュアなKubernetesサービス」とジャシーCEOが説明する通り、いまやコンテナ管理のデファクトとなったKubernetesのコントロールプレーンをマネージド型で提供するサービスだ。

また、CloudTrailやCloudWatch、ELB(Elastic Load Balancing)といったAWSのさまざまなサービスとKubernetesのスムーズな連携が可能な点もEKSの大きな魅力といえる。マネージドサービスであるため、当然ながらアップグレードやパッチ適用などはすべて自動化されている。なお、現時点ではオレゴンリージョンによるプレビュー版のみの提供となっている。

 

Aurora Multi-Master

複数のリージョンをまたいでリード/ライトの双方でスケール可能なリレーショナルデータベース(プレビュー)

 

複数のリージョンにまたがってマルチマスター構成を実現できるのであれば、Oracle RACにも匹敵する高可用性を備えたAuroraシステムをグローバル規模で構築可能となる。リード重視のAuroraがリード/ライトの両方でスケールできるという点も、大きな魅力の1つだろう。

 ただし、現時点ではシングルリージョン/マルチマスターのみのプレビュー提供であり、参加者の間からは「本当にマルチリージョンでのマルチマスターが実現できるのか」という疑問の声も少なくない。ジャシーCEOは「2018年の早い段階でマルチリージョン/マルチタスクに対応する」と話していたが、実際にリリースされるまでしばらく議論が続きそうだ


Aurora Serverless

さまざまなワークロードに対応するオンデマンドでオートスケールなデータベース(プレビュー)いわば“LambdaのAurora版”といった位置づけのサービスだ。オンデマンドでデータベースを起動でき、データ量が増えればデータベースノードが自動でスケールする。使わなくなったらシャットダウンできるので、利用したキャパシティに応じての課金で済む。課金は秒単位のため、コスト面での大きな削減が期待できる。